工具のベンダを使い、金属管を曲げる高祖拓実さん=佐賀市の佐賀工業高

大会で念願の金賞を獲得し、笑顔を見せる高祖拓実さん=佐賀市の佐賀工業高

 第14回若年者ものづくり競技大会(厚生労働省など主催)の電気工事部門で、佐賀工業高3年の高祖拓実さん(神埼市)が最高賞の金賞に輝いた。県内の高校生が同部門で日本一になるのは4年ぶり。高祖さんに大会を振り返ってもらうとともに、電気工事の魅力などを聞いた。

 

 ■電気工事部門には全国から地域大会を突破した25人が出場。見事、金賞に輝いた。

 □目標だった賞を獲得できてうれしい。家族や大会に向けて手伝ってくれた友人に報告し、実感が湧いた。

 大会当日はハプニングもあった。作業中に手がつってしまい、ねじを散乱させた。使用する1個がなかなか見つからず、ひやりとしたが、「丁寧にきれいに」と意識した。

 ■どんな競技なのか。

 □制限時間内に木製板(約180センチ×180センチ)の上で配線工事を行う。大会の約1カ月前に課題が発表されるが、当日に一部変更されることもあるので、図を見て瞬時に線のつなぎ方などを判断することが必要となる。

 ■学校でどんな勉強を続けてきたのか。

 □関連する法令や材料の特性、使い方を覚えた。渡される材料は50種類あり、ケーブルや金属管、合成樹脂など材質が異なるため、扱いに慣れるまでは苦労する。作業過程の中では金属管を曲げる作業が難しく、所属する電気科学部では、課題や苦手な箇所の実技練習を重ねた。苦労もあったが、あまり悩まず、考えすぎないようにした。

 ■今後の目標を。

 □電気は生活に不可欠。自然災害の時などに実感する。高校から工業という道に進み、初めは分からないことも多かったが、実際に配線などできるようになって達成感を感じられるようになった。将来は電車の電気設備の整備や修理などに携わりたい。

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