トラック輸送の労働環境の改善策を議論した県地方協議会=佐賀市の第二合同庁舎

 トラック輸送の労働環境の改善について議論する地方協議会(座長・荒牧軍治佐賀大名誉教授)がこのほど、佐賀市で開かれた。長時間労働の要因の一つとなっている荷待ち時間の削減などで意見を交わした。

 国土交通省や厚生労働省によると、荷物の積み下ろし時に運転手が待機する「荷待ち時間」は1運行当たり平均1時間45分。長時間労働につながり、若い人に敬遠されがちで高齢化も進む。貨物自動車運転手の有効求人倍率は2・82(2019年7月時点)で全職業平均より1・41ポイント高い。

 協議会では、長時間労働の改善や労働者不足の解決策として、トラックの予約受付システムの標準化による荷待ち時間の短縮や、ばら積み貨物でのパレット化で荷役作業の効率化を図るといった実施事項が示された。

 運送業者からは「多品目、小ロットの輸送が多く、自社努力だけでは難しい」といった意見があり、運送業者と荷主企業が共同で取り組む必要性を訴えた。

 協議会は、県内の運送業者や荷主企業、労働組合の代表者など22人で構成し15年に発足した。年2回程度会議を開き、今回で11回目。

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