苦しいことが多かったというバレーボール人生で得た学び、目標を語る大山加奈さん=佐賀市のホテルマリターレ創世

 女子バレーボール元日本代表の大山加奈さんの講演会が17日、佐賀市神野東のホテルマリターレ創世で開かれた。佐賀県内の企業経営者など110人を前に、栄光と挫折の競技人生から得た学びや組織づくりのヒントを語り、バレーボール界のリーダーを目指す自身の夢も紹介した。

 力強いスパイクを武器に、栗原恵さんとの「メグカナ」コンビで親しまれた大山さんは引退後、バレーボール教室や講演会を全国で開き、普及や発展に力を注ぐ。ミスをカバーし、相手を思いやるプレーが求められるバレーボールに引かれた経営者から社員教育を依頼され、現在は企業のアドバイザーも務めている。

 講演では、目標を持ち努力すること、仲間を大切にすることなど夢をかなえる「五つの理念」をエピソードを交えて紹介した。社員教育については「他の人の仕事でも自分のことと皆が捉える体制づくりでミスが防げる」と当事者意識の必要性を説いた。また、「『一人一人が戦力』と互いに尊重し合う関係づくりが組織には大切」と訴え、聴講者はメモを取って聞き入った。

 スポーツ界に残る行き過ぎた指導で苦しむ子どもたちを懸念し、「バレーボール協会の会長になり、指導者の意識改革や研修の機会を設けたい」と語ると、会場から拍手が湧いた。

 講演会は佐賀税務署管内の法人で構成する佐賀法人会(陣内芳博会長、2045社)が開いた。

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