約50秒で昇降できるエレベーター付き貸し切りバス=佐賀市の祐徳自動車佐賀営業所

電動音や揺れがなく、乗客に安心感を与えるエレベーター付き貸し切りバス=佐賀市の祐徳自動車佐賀営業所

 車いすを利用する人などにも快適な旅行を提供しようと、祐徳自動車(鹿島市、愛野時興社長)は17日、新たに導入したエレベーター付き貸し切りバスをお披露目した。西日本では初めての導入になる。

 車いすに座ったままスロープで乗車し、車内の電動エレベーターで約50秒で上り下りできる。従来のバス停で乗り降りが可能になるほか、乗客は雨風の影響を受けずに済む。足の不自由な人の乗降にも利用が期待される。

 車両は全長約12メートル、幅約2メートル、全高約3メートル。エレベーターは最大230キロを積載できる。車内は座席をスライドさせたり、取り外したりして車いすのまま乗れるスペースを確保。最大5脚を配置でき、その場合は35人まで乗れる。価格は一般的な車両(数千万円)の約1・5倍という。

 2020年の東京五輪・パラリンピック期間中に都内で使われるほか、23年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会佐賀大会での利用も目指す。

 関係者約20人が出席したセレモニーで愛野社長は「バリアフリーやユニバーサルデザインを視野に入れて、今後も取り組んでいきたい」と語った。

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