佐賀県で初めて開催された全国林材業労働災害防止大会=唐津市東唐津の唐津シーサイドホテル

 全国林材業労働災害防止大会が16日、唐津市東唐津の唐津シーサイドホテルで開かれた。林業と木材製造業係者約720人が出席し、別の産業よりも高い事故発生率の低減に向けて機運を高めた。大会の佐賀県での開催は初めて。

 林業は国が定める労働災害防止計画で「重点取り組み業種」に指定されている。30~90人規模の事業所で、2016年の100万延べ労働時間当たりの死傷者数は、全産業が3だったのに対し、林業は約9倍の26・17、木材製造業は約2倍の6・1だった。

 各事業所が人手不足で、安全対策に時間を割く余裕がない点や、1人での仕事が多く、安全マニュアルを重視しない自己流の作業をしてしまうケースが多いことが原因とされている。

 大会では、林業・木材製造業労働災害防止協会の村松二郎会長が「若者が安心して目指せるように、業界を挙げて労働環境の改善に取り組みたい」とあいさつした。協会県支部の栗原英一郎支部長も「労働災害を撲滅する決意を発信していきたい」と述べた。

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