入棺体験でひつぎに入った感想を語る来場者(右)=佐賀市の諸富文化体育館

ITを活用した暮らしを提案する若宮正子さん

■「人生100年時代」充実へヒント

 「さが終活&新シニアライフフェア2019」(佐賀新聞社主催、メモリードグループ特別協賛)が14日、佐賀市の諸富文化体育館で開かれた。入棺体験や遺影撮影、落語公演、84歳のアプリ開発者による講演などを通し、人生の終わりに向けた準備や「人生100年時代」の充実した暮らしのヒントを探った。

 会場には13のブースが並び、葬儀や相続、保険、運転免許などに関する無料相談会を実施。メモリード佐賀県事業部の村尾雅明さんによるエンディングノートの書き方講座や、カメラマンによる遺影撮影、終活川柳の作品展示など人生の最終章について幅広い視点から学んだ。

 入棺体験コーナーでは、来場者がひつぎの中に横たわり、ふたも閉じてもらって居心地を確かめた。園田博正さん(74)=佐賀市東与賀町=は「人生の最期に対して、まだ具体的なイメージはないけれど、葬儀などについて考えるきっかけになりました」と話した。

 また、世界最高齢のアプリ開発者として知られる若宮正子さん(84)が「人生に『もう遅い』はない」と題し特別講演。若宮さんはシニア世代に、スマートフォンやAI(人工知能)スピーカーなどIT機器を活用した暮らしを提案した。

 その上で「アナログに精通しているシニア世代がコンピューターの知識を持てば鬼に金棒。人生100年時代で、70、80歳は伸び盛り。まだ20年も30年も勉強する時間がある。違う世代と友達にもなってほしい」とアドバイスした。

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