馬と触れ合う「ひろば」社長の井手直美さん=佐賀市大和町

「ひろば」が製造販売を始めた酵素馬ふんの堆肥

 障害のある子どもたちを乗馬で癒やす取り組みをしている佐賀市大和町川上の放課後デイサービス「こどもひろば」の運営会社が、馬ふんを使った堆肥の製造・販売を始めた。軌道に乗れば、子どもたちが大人になった時に働く受け皿へとつなげていく。

 運営会社「ひろば」社長の井手直美さん(58)は、5年ほど前から特別支援学校の子どもたちが馬に触れる機会を提供、3年前に放課後デイを立ち上げた。乗馬によって心身を癒やす「ホースセラピー」に取り組み、発達障害や知的障害のある小中高生が訪れている。

 子どもたちから「ここで働きたい」という声もあり、これまで近所の農家らに自家製の堆肥を無料で分けていたが、堆肥販売の事業化にかじを切った。今後は卒業後の子どもたちが就労し、ラベル貼りや袋詰めなどを担っていく計画。井手さんは「高校を卒業すれば、放課後デイに来られなくなる。子どもたちの声に応えたい」と話す。

 販売するのは飼っている馬4頭の馬ふんを使ったバラ栽培専用の「酵素馬ふん堆肥」。馬のえさに酵素を混ぜているため、肥料の栄養素のリン酸が多く含まれ、臭いが少ないという。3リットルで500円(税込み)。同社での直売のほか、インターネットでも販売している。問い合わせは同社、電話0952(62)3266。

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