久光製薬-デンソー 第2セット、アタックをブロックする久光製薬の岩坂名奈(4)=福岡市総合体育館

 バレーボール「Vリーグ」女子が12日に開幕する。鳥栖市をホームタウンとする久光製薬スプリングスは、9月のワールドカップバレーで日本代表の主力として活躍した岩坂名奈、新鍋理沙、石井優希に加え、若手の力も融合させてリーグ3連覇を目指す。12日のデンソー戦(愛知)、13日のNEC戦(同)は台風19号接近のため中止・順延となり、19日に佐賀市である日立戦がチームの今季開幕戦となる。2020東京五輪の影響でリーグは短期決戦となっているだけに、20日の姫路戦を含めホームで連勝し、スタートダッシュをかけたい。

 昨季はレギュラーラウンドを18勝2敗で1位通過し、女王の実力を見せつけた。ファイナルステージでも勝負強さを発揮し、2連覇を達成。今季はライバルチームのマークがさらに厳しくなりそうだが、開幕に向けて酒井新悟監督は「一つ一つ勝てるように、チームをつくり上げている」と自信をのぞかせる。

 攻撃の軸はエース石井。強気で打ち抜くスパイクはもちろん、サーブでも点が奪える。今季は主将にも就任し、より一層の飛躍が求められる。10月に開かれた茨城国体では、中川美柚や井上愛里沙ら若手が活躍。ライトとレフトから強力なスパイクを繰り出し、準優勝に貢献した。また、中堅の野本梨佳は苦しい場面でもスパイクをしっかり決めてくれる。

 守備では、昨季リーグでサーブレシーブ成功率トップに輝くなど、高いレシーブ力を誇る新鍋に期待がかかる。新鍋は攻撃でも相手の動きを読むテクニックのあるスパイクでポイントを奪う。また、同ブロック決定本数1位を記録した岩坂名奈は、187センチの長身を生かして相手のスパイクをシャットアウトする。

 強力な攻撃陣を生かすセッターのトスワークも重要になる。ベテランセッターの古藤千鶴は引退したが、昨季多くの試合で先発を務めた栄絵里香と、今季から復帰する小島絢野の2人がチームを引っ張る。

 一方、攻守で高い存在感を放ったフォルケ・アキンラデウォが昨季限りで退団した。それでも、今季から加入する新助っ人のファビアナ・クラウジノは、バレーボール強豪国・ブラジルの主力として長年にわたって活躍してきた実力者。同国で主将を務めた経験があり、リーダーシップも強い。

 リーグは、2020東京五輪に向けた代表強化の時間をつくるため、レギュラーラウンドを12月末に終了する。例年春に行うファイナルステージは来年1月に開催される。

 佐賀県内で久光製薬の試合は4試合行われる。会場はいずれもSAGAサンライズパーク総合体育館で、10月19日に日立、同20日に姫路、11月30日にKUROBE、12月1日にJTと対戦する。

 

 

レギュラーR6チームで対戦

 レギュラーラウンドは、12チームを6チームずつ「プレミアカンファレンス」と「スターカンファレンス」に分けたカンファレンス制を導入。カンファレンス内の3回戦総当たりと交流戦1回戦総当たりで争う。久光製薬はプレミアに属し、ほかに日立、デンソー、NEC、岡山シーガルズ、ヴィクトリーナ姫路が顔をそろえる。

 ファイナルステージは来年1月に開催。セミファイナル、ファイナルを経て優勝チームが決まる。

 

 

■選手紹介

1 WS 長岡 望悠 28 179

2 MB ファビアナ・クラウジノ

           34 193

3 WS 新鍋 理沙 29 175

4 MB 岩坂 名奈 29 187

5 WS 井上愛里沙 24 178

6◎WS 石井 優希 28 180

7 WS 加藤  光 22 179

8 WS 野本 梨佳 28 180

9 MB 金森 晴香 23 176

10L  座安 琴希 29 159

11S  栄 絵里香 28 168

12WS 今村 優香 26 175

13MB 帯川きよら 26 183

14WS 中川 美柚 19 183

17MB 濵松明日香 20 181

18L  戸江 真奈 25 163

19MB 平山 詩嫣 18 180

24S  小島 絢野 28 167

(左から背番号、ポジション、名前、年齢、身長。◎は主将)

 

▽部長      萱嶋  章

▽副部長     小早川武徳

▽監督      酒井 新悟

▽コーチ     大久保茂和

         豊暉原 峻

         木場田和希

         礒田 尚紘

▽アナリスト   川野 春菜

▽トレーナー   若宮 啓司

         大道 幸佳

▽マネジャー   吉田 美貴

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