創設する基金について話し合う出席者=佐賀市天神の佐賀新聞社

 佐賀善意(ぜんい)銀行(頭取・中尾(なかお)清一郎(せいいちろう)佐賀新聞社社長)は7日、佐賀市の佐賀新聞社で臨時(りんじ)運営(うんえい)委員会を開き、児童養護施設(ようごしせつ)などで育った子どもたちを対象に、進学や就職(しゅうしょく)の準備(じゅんび)金を支援(しえん)する基金(ききん)の創設(そうせつ)を決めました。
 創設する基金の対象は、県内の児童養護施設や里親家庭、ファミリーホーム、母子生活支援施設などで育ち、2020年3月に高校卒業見込(みこ)みで新年度中に進学や就職をする子どもたち。進学30万円、就職20万円を支給(しきゅう)し、返済(へんさい)義務(ぎむ)はありません(1人1回のみ給付)。11月1日から申請(しんせい)を受け付けます。
 これまで交通遺児(いじ)らへの奨学(しょうがく)金として活用してきた基金について、申請者が減少(げんしょう)していることから、さまざまな立場の人に目を向けて支援しようと見直しを図(はか)りました。交通遺児に対する奨学金は今後も継続(けいぞく)します。
 委員会には、同行の関係者や県社会(しゃかい)福祉(ふくし)協議会(きょうぎかい)の副会長ら8人が出席。基金の内容(ないよう)などを確認(かくにん)しました。
 県によると児童養護施設や里親家庭、ファミリーホームで暮(く)らす子どもたちは232人(3月31日(にち)現在(げんざい))。来年3月に進学や就職で退所(たいしょ)するのは15人が見込まれるそうです。(8日付19面)

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