防護服の着脱の手順を確認する演習参加者=伊万里市二里町の国見台体育館

 渡り鳥の飛来シーズンを前に、高病原性鳥インフルエンザの防疫演習が10日、伊万里市で行われた。佐賀県と市、JAなどから約160人が参加し、発生に備えた初動対応を確認した。

 伊万里市波多津町の養鶏場で発生したと想定した。簡易検査で陽性反応が出たことを受けて、県庁と伊万里総合庁舎に対策本部、現地に活動拠点を設置し、消毒や殺処分の作業に入るまでの手順をチェックした。

 作業者のサポートセンターが置かれた国見台体育館では、作業者の受け付けから防護服を着用して前線に出発するまでを行った。伊万里市は面積が広く、センターから養鶏場までの距離が長くなることも想定され、現場近くに活動拠点を追加した運用も試みた。

 県畜産課の西大輔副課長は「演習で感じた改善点を出し合い、マニュアルの実効性を高めたい」と話した。

 県によると、県内には養鶏場が170カ所、伊万里市には21カ所ある(2月1日現在)。2015年1月に西松浦郡有田町、17年2月に杵島郡江北町で鳥インフルエンザが発生した。

このエントリーをはてなブックマークに追加