ワイン祭りのパレードではそろいの浴衣を着込んで有田くんちの皿踊りを披露。カチカチという音とともに美空ひばりの「有田音頭チロリン節」が流れ、沿道から拍手が送られた

マイセンから電車で30分強、ツヴィンガー宮殿に収められている有田焼のつぼ。約300年前、マイセン窯を開設したアウグスト強王が、プロイセンの王との間で騎馬兵と交換し、手に入れたという=ドイツのドレスデン

有田町の訪問団は、有田ブースで日本文化でのおもてなし。名前に漢字を当てて扇子などに書く漢字は、珍しさもあって大人気=ドイツのドレスデン

マイセン製陶所の工房は、日本語のオーディオガイド付きで見学ができる。ろくろから絵付けまでの各工程の職人技を間近に見られる

ワイン祭りのパレードでは道路を練り歩きながら日本酒の振る舞いも。多くの人に「SAKE」で通じた

皿の鳴らし方を教わり、訪問団メンバーと輪になって皿踊りを楽しむ来場者

エルベ川のほとりにそびえるアルブレヒト城。欧州初の磁器の製造方法を漏らさないため、職人らは幽閉されて焼き物を作ったという

 ドイツ東部のマイセン市と姉妹都市締結40周年を迎えた有田町は、現地のワイン祭りに合わせて訪問団を派遣した。東西冷戦下の旧東ドイツ時代に、日本と欧州の磁器発祥の地という縁で始まった交流。茶道や書道、有田くんちの皿踊りなど日本や地元の文化を紹介し、友好のさらなる進展を誓った。

 一行は松尾佳昭町長を団長とする住民約30人。9月26日~10月3日の日程で、主にマイセン市を訪れ、姉妹都市会議やワイン祭りに参加し、製陶所を視察した。

 ワイン祭りでは有田ブースを出店。茶席を設け、たる酒を振る舞った。扇子などにその場で書く文字、引っ張ると動く鳥の折り紙も人気を集め、日本舞踊の披露には多くのカメラのシャッターが押された。皿踊りでは来場者に小皿の鳴らし方を教え、一緒に輪になって踊りを楽しんだ。

 祭りのパレードでは、マイセン市長らに続き、一般の山車の先頭で登場。浴衣姿の女性陣らが皿踊りを披露しながら、約2時間かけて通りを練り歩いた。

 19日からは同市の青少年が有田町でホームステイするほか、11月の秋の有田陶磁器まつりにはマイセン市長も訪れ、絆をさらに深める。

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