避難所まで歩く住民=神埼市神埼町城原

 中山間地の神埼市神埼町城原で6日、水害を想定した避難訓練が初めて行われた。住民約50人が参加し、避難経路を実際に歩いて課題や改善点などで意見を交わした。深刻な被害を佐賀県内に引き起こした8月の豪雨を受け、災害時の自助や共助の大切さを再確認した。

 城原地区のため池が決壊した場合のハザードマップが2018年に作成され、実効性を高めようと自治会が企画した。参加者は城原公民館から避難所に設定されている真正寺まで約500メートルを歩いた。「土地が低い場所があるから早めに避難する必要がある」「お年寄りの人は近所が手伝って避難した方がいい」などの意見が上がっていた。

 避難所の運営に関しても、布団の確保や停電時の対応などを話し合った。参加者から「佐賀でも豪雨が起きて、災害が人ごとではないと実感した」との声もあった。避難訓練は今後も続ける方針で、副島志郎自治会長は「防災のためには自分たちの命は自分たちで守る意識を持ち、必要に応じて行政などとも連携することが重要になる。住民が関心を持つきっかけになれば」と話した。

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