マコモタケを収穫する飛松茂克さん。茎の根の部分が食用になる=三養基郡基山町園部

皮をむくと中は白いスポンジ状のマコモタケ。天ぷらにすると美味という

 佐賀県東部で栽培されている珍しい植物マコモタケが出荷のシーズンを迎えた。イネ科の植物で、生産者は2メートル近く伸びた葉の茎を丁寧に切り取っていく。ほのかな甘みがあり、天ぷらなどにすると美味という。

 三養基郡基山町園部の飛松茂克さん(78)は、水田10アールにマコモタケ280株を育てている。6月に手植えした苗は人の背を超すほどに成長。飛松さんは、満々と水をたたえた中に生い茂るマコモタケに分け入り、茎の下部を切り出す。茎が太る9月下旬から出荷が始まる。長さ30センチに切りそろえた茎をピーク時は1日約300本、福岡や北九州などの市場に出す。

 「育て方はイネと一緒で、手はかからない」と飛松さん。減反の転作品種として勧められて栽培し、13年目。地区では8人が40アール育てている。

 食用で、生でも炒めてもいい。中は白く、山芋をスポンジ状にしたイメージ。淡泊だが、天ぷらにすると甘みが感じられる。中華料理と相性がいいという。飛松さんは「バーベキューで素焼きするとビールに合う」とPRする。10月末に佐賀市で開幕する佐賀インターナショナルバルーンフェスタに出店する予定。

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