大嘗祭に献上する米を丁寧に刈り取る児童たち=基山町の基山小学習田

 天皇が即位した際に行われる皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」に献上される米の稲刈りが2日、基山町の基山小学習田で行われた。5年生103人が鎌を使った手刈りで、黄色く色づいた稲を心を込めて収穫した。

 学習田は広さ約1500平方メートルで、児童たちが6月に田植えした。品種は「夢しずく」。田植え後は、町農業委員会のメンバーらが水田を管理し、稲刈りでも子どもたちを手助けした。

 子どもたちは横一列に並んで、鎌でけがをしないように注意しながら1株ずつ収穫。刈り取った稲を両手いっぱいに抱え、コンバインに運んで脱穀した。稲刈りは初めてだという水野芽依さんは「鎌の使い方が難しかったけど楽しかった。天皇陛下に食べてもらえれば」と笑顔を見せた。

 今年は天候不順の影響で作況が悪い見込みだが、約700キロの収穫を見込む。このうち1・5キロを精米して宮内庁に納める。

 大嘗祭は天皇即位後に初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)で、五穀豊穣(ほうじょう)や国家・国民の安寧(あんねい)を願う儀式。1990(平成2)年に行われた前回の大嘗祭では、唐津市の旧鎮西町産の米が納められた。

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