「佐賀酒で乾杯プロジェクト」で、山口祥義知事(中央)を囲み笑顔で乾杯する参加者=佐賀市の「SAGA BAR」

「佐賀酒で乾杯プロジェクト」で、笑顔で乾杯する参加者=佐賀市の「SAGA BAR」

 「日本酒の日」に定められている10月1日夜、佐賀のお酒で乾杯する「佐賀酒で乾杯プロジェクト」が県内各地で開かれた。8月の佐賀豪雨による酒蔵、飲食店の浸水被害で開催が危ぶまれたものの、懸命の復旧作業で予定通り実施。県内の飲食店420店で、6244人(1日時点)が復興への願いと重ねるように杯を傾けた。

 JR佐賀駅構内の「SAGA BAR」では、この日のために準備された県内18蔵元の純米酒をブレンドした「佐賀酒限定酒」が振る舞われ、山口祥義知事の「豪雨災害に負けず、みんな頑張るぞ」の音頭で乾杯。初めて参加したという佐賀市の小野静香さん(30)は「限定酒は飲みやすくておいしかった。知らない人と話せる場所。とても楽しい」と笑顔で話した。

 プロジェクトは、2013年から県酒造組合を中心に毎年取り組み、1万人以上での乾杯を目指してきたが、数字の目標を掲げるのは今年が最後となった。県酒造組合の古賀釀治会長(71)は「甚大な被害を受けた蔵元や飲食店もこの日のために、『やるよ』という声を上げてくれた。その気持ちにありがたさを如実に感じた」と感謝した。

このエントリーをはてなブックマークに追加