記者会見で退任を表明する広島の緒方孝市監督=1日、マツダスタジアム

 プロ野球広島を2016年から球団初のリーグ3連覇に導いた緒方孝市監督=佐賀県鳥栖市出身=(50)が1日、就任5年目の今季限りでの退任を表明した。阪神に抜かれて4位で終わり、クライマックスシリーズ進出を逃していた。

 広島市のマツダスタジアムで記者会見し「4連覇、悲願の日本一という目標の中で戦ってきたが、達することなく、期待に応えることができなかった。監督の責任なので、申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。

 同日に松田元オーナーを訪ねてシーズンの戦いぶりを報告。退任の意志を伝え、了承されたという。選手からコーチ、監督とカープ一筋で過ごした33年間に感謝し「ファンの方に大きな力を頂いた。自分の中では目いっぱい、全力で最後までやり切ったなという思いでいる」と目を赤らめながら振り返った。

 連覇の原動力だった丸佳浩外野手が巨人へ移籍した今季は、田中広輔内野手や中崎翔太投手らの不調が長引いた。5月に球団新記録の月間20勝を挙げたが、交流戦は最下位。20年ぶりの11連敗もあった。球団側は続投を願ったが、心身の疲労などもあって辞意は固かった。後任候補には佐々岡真司投手コーチ(52)らが挙がるとみられる。

 緒方監督は鳥栖高から1987年に入団し、走攻守そろった外野手として活躍。2009年に現役を引退し、15年に野手総合コーチから昇格して監督に就いた。【共同】

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