諸田館長から記念品を受け取る梶原さん(左)=佐賀市の佐野常民記念館

 佐賀の七賢人の一人で、日本赤十字社を設立した佐野常民(1822~1902年)の功績を学ぶ佐賀市川副町の「佐野常民記念館」の入館者が9月26日、100万人の大台に達した。記念すべきの入館者となった北九州市の自営業梶原靖郎さん(64)に、記念品として佐野に関する本や救急セットなどが贈られた。

 同館は地元の旧川副町が2004年10月に開設した。幕末佐賀藩の物語を映像で楽しむドームシアターや日赤の関連資料を展示するほか、佐野が顕著な働きを見せた佐賀藩三重津海軍所跡を一望できる展望室もある。入館者は年間4万人程度で推移してきたが、同海軍所跡が世界遺産に登録された15年以降の5年で55万人が訪れている。

 梶原さんは九州電気管理技術者協会の研修旅行で初めて来館し、諸田謙次郎館長(65)と共にくす玉を割って祝福した。「まさかと驚いています。記念品で本も頂いたので協会の人たちと読みます」と笑顔で話した。

 諸田館長は「15年間でこんなに多くの人が来館してくれて感謝したい。今後、ものづくりの在り方などを考えてもらう記念館を目指したい」と語った。

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