早めに登校し、校庭に落ちたギンナンを集める児童たち=24日朝、唐津市相知町の伊岐佐小

 朝日に照らされた校庭で、児童たちが慣れた手つきでギンナンを集める。地域のシンボルとなっている唐津市相知町の伊岐佐小(橋口繁美校長、48人)のイチョウの大木はいま鈴なり。風に揺られては実がぽとりと落ち、足元いっぱいに広がる。毎朝のギンナン拾いは学校の伝統で、秋の風物詩になっている。

 「大きいのから拾おう」「コンテナ持ってきて」。当番の児童が少し早く登校し、声を掛け合う。高学年の児童になると、一緒に作業する教員が指示をしなくても、てきぱきと手を動かす。始業時間前の日課として9月下旬から始まり、約1カ月続く。集めた実は教員らが外側の果肉を取り除き、中の種を天日干しする。

 毎年、学校のイベント時に販売したり、地域の人にプレゼントしたりして喜ばれている。初の試みとして、今年は売上金で購入する物品を児童が話し合って決める。橋口校長は「何を買うかを決めて、目標に向かって取り組む。販売方法も考えてくれたら」と子どもたちの自主性に期待する。

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