10月から解体工事が始まる旧唐津発電所の煙突=唐津市二タ子

 九州電力は26日、唐津市二タ子にある旧唐津発電所(石油火力)の煙突の解体を10月から始めると発表した。2021年3月末までに工事を終える見込み。

 解体するのは、発電時のガスを排出するために使われていた2本で、約180メートルの高さがある。元は3本で、1本は老朽化などで1991年に撤去された。

 煙突は1本ずつ、タワークレーンで上から分割して解体する。計画では、それぞれの分解に9カ月かけ、計18カ月を要する。残るタービン建屋やボイラーを取り壊す時期は未定。

 惜しむ声もあり、近くで飲食店を営む60代の男性は「遠出から戻って煙突を見ると、唐津に帰ってきた気持ちにさせてくれたシンボルのようなもの。なくなるとさみしかね」と話した。

 旧唐津発電所は1967年に運転を始め、1号機は89年に、2、3号機は2015年に廃止が決まった。唐津東港の一角に位置し、約22万5千平方メートルの敷地面積がある。県ヨットハーバーやJR西唐津駅が近くにあるため、県や市は跡地活用を望んでいる。九電を加えた3者で、15年に跡地活用に関する協定を締結している。

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