獅子舞が勇壮に舞う鳥栖市の「曽根崎の獅子舞」=佐賀市文化会館

豪快な演奏を見せた大町町の「大町聖太鼓」=佐賀市文化会館

 佐賀県内各地に伝わる浮立や獅子舞、太鼓などが一堂に集まる「佐賀県伝承芸能祭」(県主催、佐賀新聞社など共催)が23日、佐賀市文化会館で開かれた。地域の歴史と風土に育まれた伝統の舞や演奏を受け継ぐ15団体が出演。郷土色豊かなステージを繰り広げた。

 15団体のトップを切って登場したのは大町町の大町聖太鼓。佐賀豪雨で練習場に土砂が流れ込み、メンバーの自宅が床上浸水するなど被害が出た。それでも、この日はメンバー15人が気合十分の掛け声とともにリズミカルで豪快な演奏を披露。会場から大きな拍手がわき起こった。聖太鼓の諸石一三会長(72)は「子どもたちの集中力が素晴らしく、客席にも元気が伝わったと思う」と目を細めた。

 鳥栖市の重要無形民俗文化財「曽根崎の獅子舞」は勇壮に舞う雄獅子と雌獅子2頭を、小学生2人の「獅子つり」が鉦や太鼓の拍子に合わせて操った。

 獅子つりを務めた基里小2年の古川太駕君と原幸輝君はコンビを組んで5年目で、堂々とした口上や所作を随所に見せた。2人は「観客のみなさんの笑顔を見られてうれしい」と充実感いっぱいだった。

 主な受賞団体は次の通り。【県知事賞】南川獅子保存会(鹿島市、琴路神社の獅子舞)【佐賀新聞社社長賞】聖太鼓の会(大町町、大町聖太鼓)

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