福地署長から一日署長の委嘱状を受け取る岩屋さん(右)=鹿島署

福地署長から一日署長の委嘱状を受け取った岩屋さん(右)=鹿島署

反射材やチラシを配布する県職員=佐賀市の県立図書館(佐賀県提供)

関係者が見送る中、出発する交通安全パトロール隊の車両=佐賀市の佐賀南署

 「秋の交通安全県民運動」が21日、佐賀県内で一斉に始まる。期間は30日までだが、県内では9月に入って死亡事故が5件発生、6人が亡くなり、県内全域に交通死亡事故多発警報が発令中(17~26日)。悲惨な交通事故を1件でも減らそうと、より一層、運動に力が入る。初日が週末にかかることもあって、前倒しして街頭指導やチラシの配布などが行われた。

 

■未然防止へ30台出発 2署合同で式

 ○…佐賀市内の二つの警察署による「秋の交通安全県民運動」合同出発式が20日、佐賀市の佐賀南署で開かれた。関係者約120人とパトカー、広報車など約30台が集結し、交通事故の根絶に向けて士気を高めた。

 佐賀南署と佐賀北署の署員や佐賀南・北地区交通安全協会会員などが参加。南署の井手栄治署長は「車の運転を毎日していると、悪い運転が習慣付いている人もいる。より多くの方に優しい運転を呼び掛けてほしい」と訴えた。その後、関係者らの見送りを受け、パトカーや広報車が交通量の多い国道207号などの巡回に向かった。

 同市大和町のイオンモール佐賀大和では、交通安全グッズを身に着けた馬やポニーが登場した。北署員や鍋島幼稚園の園児ら約50人と一緒に買い物客らに交通安全を呼び掛けた。

 

■岩屋さん一日署長 ミス・カンフォーラ

 ○…県内の女性を対象にしたミスコン「ミス・カンフォーラ・サガ」の初代ミス・岩屋美咲さん(24)=鹿島市=が20日、鹿島署の一日警察署長に就任した。福地雅彦署長から委嘱状を受け取り、地元で交通マナーの向上を呼び掛けた。

 「秋の交通安全県民運動」に合わせ、巡回に向かう署員たちの出発式が開かれ、岩屋さんは「ミス・カンフォーラ・サガとして姿勢やマナーなど日頃から気を付けている。交通に関しても、日頃から意識することでマナーアップにつながる」と訴え、パトカーを見送った。

 

■県が反射材配布

 ○…佐賀県は19日、佐賀市の県立図書館で反射材や啓発チラシを配布した。図書館を訪れた約100人に、交通死亡事故が増えている現状を伝え、歩行中などに反射材を着用する大切さを訴えた。

 県職員3人が安全運転や事故防止を呼び掛けながら、キャラクターが描かれた反射材などを配った。県内全域に交通死亡事故多発警報を発令したことも伝えた。

 県くらしの安全安心課交通事故防止特別対策室の佐保康弘室長は「歩行者は自分が思っているほど車から見えていない」と強調し、「暗い所では反射材を身に着けて、自分の存在を分かってもらうようにしてほしい」と呼び掛けた。

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