慈母観音像のこて絵を制作している山﨑正明さん

 左官の1級技能士で厚生労働省のものづくりマイスターに認定されているみやき町の山﨑正明さん(77)が、慈母観音像のこて絵を制作している。多発する子どもの虐待に警鐘を鳴らすもので、山﨑さんは「宝である子どもたちを守るきっかけにしたい」と話している。

 こて絵は左官の道具を使ってしっくいで絵を描く伝統技法で、パステル調の色合いや立体感が特徴。山﨑さんは20年ほど前に始め、これまで500点以上を制作した。毎年1回は個展を開いている。

 作業に入る前には、久留米市の成田山にある巨大な慈母観音像を見学した。写真を撮り、その柔和な表情を再現することを心掛けた。こて絵は4枚制作しており、来年早々に開く予定の個展で展示することにしている。山﨑さんは「このこて絵が虐待を思いとどまるきっかけになれば」と期待している。

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