プロレスの試合会場で、ファンに募金を呼び掛ける大谷晋二郎さん=栃木県内(「ZERO1」提供)

 8月末の記録的豪雨で大きな被害を受けた多久市の復旧・復興を支援しようと、6月に同市でプロレス大会を開いたレスラーたちが全国で募金を呼び掛けている。大きな敵にも立ち向かう姿で被災者を勇気づけられたらと、10月8日に観戦無料の凱旋(がいせん)試合も計画している。

 全国の被災地でチャリティー試合などを展開しているプロレス団体「ZERO1(ゼロワン)」(本部・神奈川県)の所属レスラーが、14日の東京・後楽園ホールでの試合を皮切りに募金を始めた。来月の多久市での試合に向けて新潟、岩手、大阪など約10会場で観戦者に支援を募るという。

 6月の多久会場には約500人の老若男女が詰め掛け、劣勢をはね返し、何度も立ち上がるレスラーの姿に熱狂した。団体を率いる大谷晋二郎さん(47)は「たくさんの声援をもらい、団体の原点に立ち返る試合になった」と振り返る。「今度はわれわれがリングで恩返しをする番」と、凱旋試合に向けて準備に奔走している。

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