豪雨で崩落した市道の被害状況を確認する災害復旧の技術専門家(右)ら=多久市南多久町花祭(佐賀県提供)

豪雨で崩落した市道の被害状況を確認する災害復旧の技術専門家ら=多久市南多久町花祭(佐賀県提供)

 8月の記録的豪雨で護岸崩落などの被害が出た多久市の河川と市道について、災害復旧の技術専門家が19日、現地調査し、復旧工事に向けた対応などを市の担当者に助言した。市が管理する河川、道路は220カ所で崩落などの被害が確認されており、市は今回の指摘を踏まえ、復旧工法の検討に入る。

 市の要請を受け、国土交通省から派遣を依頼された公益社団法人全国防災協会の専門家2人が河川2カ所、市道1カ所を訪れ、被害状況を確認した。

 このうち南多久町花祭の市道大田柄線は、幅4メートルの道路が80メートルにわたって崩れた。専門家は大規模な地すべりが起きた可能性もあるとして、ボーリング調査に加え、地盤の動きを確かめる計測器の設置を求めた。

 延長約1キロの範囲で護岸が崩れるなどの被害が相次いだ同町長尾の岩屋川内(いわやごうち)川では、下流域への影響を考慮し、堆積した土砂やがれきの除去を優先するよう助言した。

 調査に同行した市建設課の白武和磨道路河川係長は「被害箇所が多く、手探りの状況が続く中、復旧への方向性を示してもらった。設計業者と効果的な工法を検討したい」と話した。

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