佐賀県は9日、県立名護屋城博物館に配置している公用の軽トラック1台を、車検が切れたまま使用していたと発表した。8月下旬の車検満了後も28日間、計468キロを走行していた。名護屋城博物館総務課によると、年度初めに車検満了日を確認しているが、本年度は職員の異動があり「見落とした」という。

 車検は8月27日で満了になっていたが、文化財を発掘する作業用スコップやざるなどの運搬に10月21日まで使った。同博物館総務課が同22日、事務監査資料を作成する際、車検証を確認し、失効が判明した。

 博物館から約5キロ離れた名護屋城跡本丸の発掘現場との往復で主に使用していた。車検の標章はフロントガラスに貼ってあったが、気づかなかったという。

 判明直後に使用を中止し、10月30日に車検を完了させた。県総務事務センターが、県警車両を除く662台の公用車の車検を10月末現在で調べたところ、いずれも有効期間内だった。

 県は再発防止策として、運転席から見えやすいダッシュボードなどに次回の車検満了日を記したシールを貼る。運転日誌簿の表紙や鍵にも期日を明記する。関係者の処分については検討中としている。

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