神埼市千代田町の住宅に昨年2月5日、陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故で、防衛省の山本朋広副大臣(衆院比例南関東)が27日、佐賀県を訪れ、山口祥義知事や関係市町の首長らに事故原因の最終的な調査結果を説明する方向で調整していることが分かった。

 陸上幕僚監部の大塚裕治装備計画部長らが8月21日、県庁と神埼市、吉野ヶ里町、三養基郡上峰町を訪ね、主回転翼を固定するボルトの破断原因に関する調査結果を説明した。この際は事務担当者による協議という位置付けで、調査内容は公表しなかった。

 その後、調査内容に関して県と防衛省でやり取りをしながら疑問点を精査していた。関係者によると、防衛省は腐食防止剤の劣化によって部品が固着し、主回転翼を固定するボルトに摩擦が生じて破断したとの調査結果を示すとみられる。ヘリ搭載前に既に亀裂が入っていた可能性も排除できないとみている。

 焦点の同型機の飛行再開については、岩屋毅前防衛相が8月の会見で「調査結果を丁寧に説明し、公表し、再発防止策を立て、その後に飛行再開の判断をしていくことになる」と述べており、調査結果の報告とは時間をおいて県などに改めて理解を求めるとの見方も出ている。

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