8月下旬の豪雨での佐賀県内の被害状況について、道路や河川などの公共土木施設や商工関係の被害を合わせると、約198億円に上ることが18日、県のまとめで分かった。特に浸水に伴う商工関係の被害は約129億円に膨らんでおり、県内に大規模な浸水被害をもたらした1990年の豪雨時の113億5千万円を超える規模になっている。

 商工関係の被害は、県内の各商工団体から報告を受けた。中小企業を中心に工業原材料や商品の被害が233件40億3520万円、生産機械などの被害が322件89億1858万円だった。県経営支援課によると、浸水被害に伴う被害が多く含まれている。

 道路や河川など公共土木施設の被害は564カ所、67億8910万円で、鹿島市と三養基郡基山町を除く18市町から報告があった。河川の堤防や護岸が損傷した箇所が336カ所、被害額は32億6060万円で、県管理河川では多久市の瓦川内川の護岸が約50メートルにわたって崩れたという。

 道路関係では、のり面などが崩れた箇所が222カ所、28億8390万円。佐賀市富士町と小城市小城町を結ぶ県道杉山小城線では、道路沿いの山肌が崩れ、流木などで橋が押し流された箇所もあるという。公園施設では、杵島郡大町町のボタ山わんぱく公園の大規模崩落が約5億5千万円。

 県河川砂防課によると、被害状況は既に国に報告しており、さらに情報を収集して9月下旬に再び報告するという。10月下旬に国の災害査定を受ける予定。

 学校関係では小学校3カ所672万円、県立高1カ所5231万円で、私立高1カ所で被害額の調査が進められている。

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