被災状況について小泉環境相(左から2人目)に説明する杵島郡大町町の水川町長(右)ら=東京・霞が関の環境省

 8月の豪雨被害で激甚災害に指定される見込みの武雄、多久、杵島郡大町町の3市町の首長は18日、小泉進次郎環境相、武田良太防災担当相と相次いで面会し、災害ごみへの対応や被災者の生活支援などを求める緊急要望書を提出した。武田氏は24日に佐賀県入りし、被災地を視察する。

 小松政武雄市長、横尾俊彦多久市長、水川一哉大町町長の3氏は、被災の現状を小泉氏に説明した。浸水被害に油流出が加わっている特殊な災害であると説明した水川町長は「油関係、土壌汚染が町として取り組まなければならない大きな課題」と訴えた。

 小松市長は災害ごみが「既に市の年間排出量の1・5倍に上る」と述べ、ごみ処理への支援を求めた。横尾市長は農地や公共土木の被害を説明し、大町の油流出を念頭に「環境調査もお願いしたい」と求めた。

 小泉氏は、泥のかき出しといった力仕事が高齢の独居世帯では難しい点など課題を指摘した。水川町長は「人口6500人の大町は高齢化率が県内で最も高い」と同意しつつ、県内外のボランティアに助けられている現状を報告した。

 小泉氏は「環境省として最後までしっかり対応する」と強調した。面会後、小泉氏は取材に対して「(佐賀県入りするかどうか)まだ分からない」と述べた。

 武田氏との面会は冒頭以外は非公開で、終了後、県内を視察することが関係者に伝えられた。

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