チョウなどの標本や広用紙にまとめられた理科の研究成果が並ぶ県児童生徒理科作品展=武雄市の県立宇宙科学館

小学生の部で知事賞の副島さんの研究の一ページ。カイワレダイコンに4色の光を当て、どの色が最も曲がるかを調べている

 佐賀県内の小中高校生の理科研究の優秀作品が並ぶ「県児童生徒理科作品展」が18日、武雄市の県立宇宙科学館で始まった。知事賞に輝いた有田町の大山小6年副島彩加さんや鳥栖市の鳥栖中1年田中宏朗さんの作品など、特選56点、入選46点の102点が並ぶ。29日まで。

 各地区の審査を通過した作品で最終審査を行い、最高賞の知事賞などを選んだ。高校の部の知事賞には佐賀西高サイエンス部の「凝固点以下で液体の状態を保つには―タンパク質の性質から探る」が選ばれた。

 小学の部の知事賞の副島さんは「植物は、何色が好き?」と題し、光の色と植物の成長の関係を観察。発芽には赤い光、成長には青い光が効果的なことを突き止め、実際にサニーレタスを育てて実証した。

 中学の部知事賞の田中さんは「魚の鰓耙(さいは)と食べ物の関係」をテーマに、えらの内側にあって、口から吸い込んだものをえさと水に分離している鰓耙について研究。プランクトンがえさの魚は鰓耙の数が多く、表面積も広くして吸収しやすくなっていることや、大きな生物がえさの場合は表面がざらざらして逃がさないようになっていることを確認した。

 このほか「釣り道具はなぜさびる」「オーロラソースの色の秘密」など暮らしの中で浮かんだ疑問の研究や、チョウや貝などの標本なども展示されている。訪れた人は、発想や視点に感心しながら見入っている。

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