止血しながら切開できる「超音波凝固切開装置」の操作を体験する中高生ら=佐賀市の県医療センター好生館

腹腔鏡手術の体験で、テレビモニターを見ながら鉗子を操作する中高生ら=佐賀市の県医療センター好生館

 佐賀県医療センター好生館(佐賀市嘉瀬町)が16日、中高生向けに医療セミナーを開いた。市内在住の30人が、最新の医療機器を使った模擬手術体験を通して外科医の仕事について理解を深めた。

 佐賀西、弘学館、致遠館の高校1年生、昭栄、成穎(せいえい)、久留米附設の中学1~3年生が五つの体験に挑戦。腹腔(ふくくう)鏡体験では、鉗子(かんし)と呼ばれる道具で細かい作業に取り組んだ。テレビモニターの画像を見て、輪ゴムやビーズを苦労しながら動かした。超音波で止血しながら切開する装置を操作したり、人工皮膚を針と糸で縫い合わせたりする体験のほか、ヘリポートの見学もあった。

 弘学館高1年の今村太郎さんはドラマ「コードブルー」で救急救命医に憧れ、「外科医にも関心があり、最新の器具に触って夢が近づいた気がする。勉強に身が入る」と感想を述べた。好生館消化器外科主任部長の北原賢二さん(58)は「魅力が伝わり、医師として佐賀で働くきっかけになれば」と話した。

 セミナーは外科医不足に歯止めをかけようと、手塚治虫の漫画にちなみ「ブラック・ジャックセミナー」と題し、ジョンソン・エンド・ジョンソンメディカルカンパニー(東京)と昨年から共催している。佐賀藩医で東大医学部の前身を設立した相良知安(さがらちあん)に関する講演もあった。

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