稲刈りに汗を流す玄海町職員たち=玄海町の浜野浦の棚田

収穫した稲を積み上げる町職員=玄海町の浜野浦の棚田

稲刈りに汗を流す玄海町職員ら=東松浦郡玄海町の浜野浦の棚田

 玄海町役場の職員らが14日、同町の浜野浦の棚田で稲刈りした。地域おこし協力隊の呼び掛けに応じ、脇山伸太郎町長をはじめ約30人が参加。地域住民と共に汗を流した。

 職員の家族や九州電力社員らも手伝い、8枚の田んぼ計約990平方メートルで収穫した。軍手をした手に鎌を持ち、腰をかがめて稲の根元を刈り取った。

 今年4月、福岡県の大学生が農業体験で田植えをした田んぼで、収穫もする予定だったが、悪天候で中止になっていた。台風で稲が倒れ、大雨の影響で田んぼがぬかるんでいる状況だった。農機が使える田んぼも人手に頼るしかなかった。

 そこで、棚田の保全に取り組む地域おこし協力隊の国重亜樹奈さん(28)が、町職員に協力を呼び掛けた。「職員の中には棚田に入ったことがない人もおり、いい機会になると思った」と話す。予想を上回る人数の参加に「職員も棚田を気に掛けていることが分かってうれしい」と話した。

 棚田は玄界灘と水平線に沈む夕日が一望できる観光スポット。しかし近年は所有者の高齢化で耕作放棄地が増えており、耕作率は全体の6割にとどまる。

 稲刈りに参加した脇山町長は「職員にとっても現場を直接見ることが大事だ。農作業の大変さを改めて思い知った」と肩で息をした。

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