西岡一義さん「秋深し」

酒井龍一さん「或るタンク」

 日本美術院主催の日本画公募展「第104回院展」で、鳥栖市出身の酒井龍一さん(35)=岡山県=と、佐賀市の西岡一義さん(69)が入選した。酒井さんは院友に推挙され、奨励賞の候補にもなった。

 酒井さんの「或(あ)るタンク」は、高さ15メートルほどもある大型のタンクをどっしりと描いた。赤銅色のさびが表面を流れる金属製のタンクに、無機物と有機物が同居する。審査員からも激励を受けたという酒井さんは、「来年は受賞を目指したい」と意気込む。

 西岡さんは佐賀市東与賀の干潟を舞台にした「秋深し」を出展。干潟の景色に同市久保田町にあるナンキンハゼの並木を合わせ、自宅に遊びに来る色鮮やかなカワセミを足して景色を生み出した。「秋の朝の静けさを描いた」と話す。

 佐賀北高在学時に酒井さんを指導した西岡さんは「3度目の入選で奨励賞の候補になるとは、素晴らしい快挙」と、将来に期待を寄せている。

 同展は全国から475点の応募があり、264点が入選した。

▼第104回院展は、東京展(16日終了)など全国12カ所を巡回中。九州は来年4月22日から5月17日まで、北九州市立美術館本館で開催する。

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