子どもの心に寄り添うことの大切さを訴える髙木裕己監督=相知交流文化センターサライホール

 いじめ問題など教育映像を手掛ける「映学社」(東京都)代表取締役で、唐津市出身の映画監督・高木裕己さんが21日、唐津市相知町の相知交流文化センターサライホールで講演した。高木さんは聴講した教職員らに、子どもたちの心に寄り添う大切さを訴えた。

 高木さんは、一見深刻に思えない無視や仲間外れも長期間に及ぶと耐えられない苦痛になると指摘した。「すぐ相談しなさいというが、子どもにとって悩みを打ち明けること自体が悩み」とも語った。その上で、弱い者いじめをいけないと気付かせる触れ合いの場を、学校と地域が連携して整える必要性を強調した。

 また、いじめの加害生徒については「子どもらしい遊びができない」「人に甘えることができない」「自分の感情を表現できない」などの特徴を挙げ、「背景には孤独がある。いじめのエスカレートを止めるには加害者の背景を知ることも大事」と語った。講演会は市教育委員会が主催。高木さんが手掛けた人権教育ドラマの上映もあった。

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