飛び込みの全国大会で、出場全種目入賞を果たした佐賀ダイビングクラブの選手たち=佐賀市の県立ろう学校

 8月に大阪で開かれた「第42回全国JOCジュニアオリンピック夏季水泳競技大会」の飛び込み競技で、佐賀ダイビングクラブ(佐賀市)の4選手が、出場8種目全てで入賞を果たした。県内に練習プールがない中、室内での柔軟や筋力強化など地道な努力が実を結んだ。

 大会は男女別に2~3歳ごとに年齢を区切って実施。男子は、兵庫小5年の若林皇希(こうき)君が、1メートル飛び板飛び込みで7位。成章中1年の神田新(あらた)君は、高飛び込みで8位、1メートル飛び板飛び込みで7位に入った。女子は、城北中2年の大内晴名(はるな)さんが高飛び込み6位、3メートル飛び板飛び込み7位、他県の選手と組んで出場した3メートルシンクロ飛び板飛び込みでも5位入賞した。致遠館高1年の村山聖来(せいら)さん(15)は高飛び込み6位、3メートル飛び板飛び込みで7位になった。

 佐賀ダイビングクラブには小中高生11人が所属する。飛び込みは一般にはなじみが薄い競技だが、県スポーツ協会が開く体験教室の成果もあり、ここ数年は2桁の人数を維持している。指導する原口進也さん(38)によると、昨年から初級、育成、選手、強化選手とコース分けしたことで、普及と強化が徐々に軌道に乗ってきているという。

 2023年の国民スポーツ大会(国スポ)に向け、佐賀市のSAGAサンライズパーク一帯の整備が進む。飛び込み用プールは昨秋から使えず、新プールの完成は21年4月の見込み。

 そのため平日は佐賀市の県立ろう学校体育館でトランポリンやマットを使いながらトレーニングに励み、週末に福岡のプールに足を運ぶ。原口さんは「難しい環境の中で入賞できたのは大きい」と話す。

 初出場で入賞した若林君は「目標を果たせて、めっちゃうれしかった」。今年のインターハイで5位の実績がある村山さんは「試合で消極的にならないよう、練習通りに臨める精神状態をつくっていきたい」とさらなる高みを見据えた。

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