九州電力のマスコットキャラクター「みらいくん」と記念撮影=佐賀市の九州電力佐賀支社

駅北く~よかFESについて説明する九州電力佐賀支社の田中勇輝さん(右)と蓑田大輔さん(左)=佐賀市の九州電力佐賀支社

慣れない手つきながら思いを込めてぞうきんを縫う生徒を取材=唐津第一中被服室

佐賀新聞社の記者と一緒に福浦恵理子さん(左)を取材する生徒(右奥)=唐津市和多田天満町のエムズホーム

 夏休(なつやす)みを中心(ちゅうしん)に行(おこな)われている職場体験(しょくばたいけん)で、佐賀新聞社(さがしんぶんしゃ)を選(えら)んだ中学(ちゅうがく)2年生(ねんせい)が取材(しゅざい)した記事(きじ)を紹介(しょうかい)する企画(きかく)の3回目(かいめ)。今回は、城北中です。佐賀新聞唐津支社では唐津市立第一中学校(だいいちちゅうがっこう)の2人が職場体験し、武雄市(たけおし)や杵島郡(きしまぐん)大町町(おおまちちょう)などに大(おお)きな被害(ひがい)をもたらした8月末(まつ)の豪雨(ごうう)被災地(ひさいち)支援(しえん)の動(うご)きを取材(しゅざい)しました。
 

■城北中(佐賀市)

駅北く~よかFES 地域盛り上げへ九電も参加

 【城北(じょうほく)中2年・平野(ひらの)愛昊(りら)、大谷(おおたに)涼花(りょうか)、百武(ひゃくたけ)真央(まお)、鳴岩(なるいわ)七海(ななみ)】今年で5回目となる「駅北く~よかFES」について調べようと、九州電力佐賀支社地域共創グループの田中(たなか)勇輝(ゆうき)さんと、蓑田(みのだ)大輔(だいすけ)さんに話を伺いました。
 駅北く~よかFESを始めたのは、ふれあいまちづくり実行委員長の久米(くめ)義治(よしはる)さんで、1回目はふれあいフェスタという名前でしたが、第3回から九州電力と協力して開催し、駅北く~よかFESという名前になりました。
 九州電力は佐賀支社のビルが駅南に比べると寂しいため、駅北を盛り上げたいと参加したということでした。
 来場者は一昨年が1800人、昨年が2700人と増加。今年は7月20日に行われる予定で、夏休みの子どもたちに来てもらおうと、モノづくりやイベントがたくさん企画されていましたが、台風のためやむなく中止を決めました。SNSで中止を知らせましたが、当日来場した約20組の方が残念そうに帰っていったのが印象的だったそうです。
 イベントの中には、学生が考えた佐賀駅周辺の未来予想図も展示される予定で城北中も15点を出品していました。中止になったため、作品は佐賀銀行など地元の金融機関のロビーに展示されました。

-感想-

◆大谷涼花さん

 この2日間(かかん)で貴重(きちょう)な体験(たいけん)をしました。普段(ふだん)入(はい)れないような場所(ばしょ)に入ったり、実際(じっさい)に記者(きしゃ)の方(かた)がやっていることを体験したりしました。今回(こんかい)、あらためて記者の仕事(しごと)の大変(たいへん)さが分(わ)かりました。九州電力(きゅうしゅうでんりょく)佐賀支社(さがししゃ)に取材(しゅざい)に行(い)った際(さい)、建物(たてもの)の中(なか)を見学(けんがく)したり、ゆるキャラのみらいくんを写真(しゃしん)に撮(と)ったりしました。なかなか個人(こじん)ではできない貴重な体験になりました。

◆百武真央さん

 職場体験を通(とお)して働(はたら)くことの大変(たいへん)さ、挑戦(ちょうせん)することの面白(おもしろ)さに気(き)づきました。
 毎日(まいにち)、だれかのために働いて、だれかの役(やく)に立(た)つ。すごくかっこいいなと思(おも)いました。
 仕事(しごと)をする時(とき)には、さまざまなことに挑戦しなくてはならないことも知(し)りました。初(はじ)めてのことも、一歩(いっぽ)踏(ふ)み出(だ)すと楽(たの)しくなるということを実感(じっかん)しました。この体験で習(なら)ったことを生(い)かし、いろんなことに挑戦し、1日(にち)1日を大切(たいせつ)にしていきたいと思いました。

◆平野愛昊さん

 2日間(かかん)で多(おお)くの貴重(きちょう)な体験(たいけん)をしました。実際(じっさい)に取材(しゅざい)をしたり、記事(きじ)を書(か)いたりすることで、新聞(しんぶん)を作(つく)ることの大変(たいへん)さを感(かん)じることができました。また、毎日(まいにち)届(とど)く新聞ができあがるまでに、多くの人(ひと)が苦労(くろう)して記事を書いているんだとあらためて知(し)り、これからはもっと積極的(せっきょくてき)に新聞を読(よ)んでみたいと思(おも)いました。今回(こんかい)の職場体験で学(まな)んだことを今後(こんご)に生(い)かしていきたいです。

◆鳴岩七海さん

 職場体験を通(とお)して、コミュニケーション力(りょく)の大切(たいせつ)さが分(わ)かりました。質問(しつもん)されたときの受(う)け答(こた)えなど社会人(しゃかいじん)にとって大切なことだと思(おも)うので身(み)につけたいし、良(い)い印象(いんしょう)を与(あた)えるために笑顔(えがお)でいたいです。
 この2日間(かかん)、たくさんのことを教(おし)えていただき、感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちでいっぱいです。将来(しょうらい)、これからの生活(せいかつ)に生(い)かしていきたいです。
 

■第一中(唐津市)

豪雨被害支援の手縫いぞうきん 広がる賛同の輪

 唐津市立第一中学校(からつしりつだいいちちゅうがっこう)の2年生(ねんせい)2人が9月(がつ)5、6の両日(りょうじつ)、佐賀新聞社(さがしんぶんしゃ)唐津支社(ししゃ)で職場体験(しょくばたいけん)をしました。武雄市(たけおし)や杵島郡(きしまぐん)大町町(おおまちちょう)などに大(おお)きな被害(ひがい)をもたらした8月末(まつ)の豪雨(ごうう)から約(やく)10日。唐津支社の中村(なかむら)健人(けんと)記者(きしゃ)に同行(どうこう)し、唐津でも広(ひろ)がる被災地(ひさいち)支援(しえん)の動(うご)きを取材しました。

・一中の生徒も参加 「役に立ちたい」思いは一つ

 【栗添泰成(くりぞえたいせい)】唐津市(からつし)の福浦(ふくうら)恵理子(えりこ)さん(41)が呼(よ)びかけた「顔晴(がんば)ろう!佐賀県ぞうきんプロジェクト」は5日、唐津第一中(からつだいいちちゅう)でも行(おこな)われました。
 学校(がっこう)の被服室(ひふくしつ)にはボランティアとして3年生(ねんせい)を中心(ちゅうしん)に多(おお)くの生徒(せいと)が集(あつ)まりました。ほとんどの生徒がぞうきんを縫(ぬ)うのが初(はじ)めてで、針(はり)に糸(いと)を通(とお)すところから苦戦(くせん)しながらも、真剣(しんけん)に取(と)り組(く)みました。
 1年生の松崎(まつざき)蒼真(そうま)さん(12)は「役立(やくだ)ってほしい」と話(はな)し、清水(しみず)久美子(くみこ)先生(44)は「役(やく)に立(た)ちたいと思(おも)って参加(さんか)した。唐津もいつ、どのようなことが起(お)きるか分(わ)からないし、自分(じぶん)たちができることをしたい」と話しました。多くの人(ひと)から「役に立ちたい」という言葉(ことば)が聞(き)かれました。
 遠(とお)い所(ところ)は岡山(おかやま)からもタオルが届(とど)いているといいます。世代(せだい)を超(こ)えて想像(そうぞう)がつかないほどの人数(にんずう)が参加しているこのプロジェクトは、多くの人の協力(きょうりょく)により、まだまだ続(つづ)きます。

・福浦さんが呼びかけ 元気と笑顔を送ろう

 【伊藤蓮(いとうれん)】8月(がつ)末(まつ)の豪雨(ごうう)で大(おお)きな被害(ひがい)を受(う)けた武雄市(たけおし)や大町町(おおまちちょう)。1週間以上(いじょう)たった今(いま)も、家(いえ)が壊(こわ)れて帰(かえ)れない人(ひと)や、床(ゆか)が浸水(しんすい)している家も多(おお)い。そんな中(なか)、被災者(ひさいしゃ)を手助(てだす)けしようと、「顔晴(がんば)ろう!佐賀県ぞうきんプロジェクト」が立(た)ち上(あ)げられました。
 呼(よ)びかけたのは唐津市(からつし)の福浦(ふくうら)恵理子(えりこ)さん(41)。被災地の子(こ)どもたちに何(なに)かできないかと考(かんが)えた時(とき)、「ぞうきん」を思(おも)いつきました。「ぞうきんは学校(がっこう)や家庭(かてい)で必(かなら)ず必要(ひつよう)で、私(わたし)たちも家やそれぞれの場所(ばしょ)で縫(ぬ)うことができる」と、支援(しえん)と励(はげ)ましの思いを込(こ)めてぞうきんを縫って贈(おく)ることにしました。
 SNSなどを通(とお)して呼びかけ、5日の時点(じてん)でぞうきんは700枚(まい)以上出来上(できあ)がり、そのうち340枚を同日(どうじつ)、武雄(たけお)に贈りました。目標(もくひょう)の300枚を早(はや)くも超(こ)えましたが、9月いっぱいはぞうきんを作(つく)り続(つづ)けます。元気(げんき)とHAPPYを送(おく)ろうという小(ちい)さなプロジェクトが大きく広(ひろ)がっています。

-感想-

◆伊藤蓮さん

 大雨(おおあめ)被害と聞(き)いて大変(たいへん)だろうとは思っていたけど、(職場体験で)新聞(しんぶん)をじっくり読(よ)み、取材(しゅざい)の話(はなし)を聞いて、詳(くわ)しい現地(げんち)の状況(じょうきょう)が分(わ)かりました。早く元(もと)の生活(せいかつ)に戻(もど)ってほしいし、ぞうきんプロジェクトの取材を通して、自分(じぶん)で何ができるか、考えることが大事(だいじ)と思いました。

◆栗添泰成さん

 自然災害(しぜんさいがい)に勝(か)つことはできないけど、自分たちが少(すこ)しずつでも協力することはできるし、大切(たいせつ)なことだと考(かんが)えました。福浦さんの取材(しゅざい)で寄(よ)せられた多くのタオルを見(み)て、今後(こんご)、ボランティアを見かけたら自分も積極的(せっきょくてき)に参加し、少しでも役に立てたらなと思いました。

 

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