大規模なミカン畑で極早生種の収穫を体験する大学生=藤津郡太良町

 農業の魅力を感じてもらおうと、佐賀県は農業のインターンシップ制度を行っている。今年の夏休みには、東京や県内の大学生7人が3日間にわたりミカンや養豚農家で農業を体験した。

 これまでは農業について学ぶ東京農大の学生を受け入れていたが、今年から地元の学生も受け付け、東京農大4人、佐賀大農学部3人の計7人が参加した。学年は1~4年までさまざま。

 学生は、各自の希望によって藤津郡太良町の永渕ファームリンク(養豚)、かねひろ(露地ミカン)、唐津市浜玉町のKARATSU TACHIBANA(施設かんきつ)の3班に分かれ、9月中旬までに2泊3日の日程で研修。農家から経営の様子や営農上の苦労といった話を聞いたり、実際に作業を手伝ったりした。

 6次化で成果を上げ、23ヘクタールのミカン畑を栽培するかねひろで、極早生種の収穫を手伝っていた東京農大3年の松原明音さん(24)は「暑くて、バテそう」と苦笑しつつ、「なぜ、ここまで規模拡大できたのか、6次化の内容も含めて学びたい」と意欲的だった。川崎豊洋社長(50)は「果樹は新規参入がほとんどない。研修は人材育成の一環。今後、園を継ぐ若い人が出てくることを期待したい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加