九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)のフル規格での整備方針を巡り、赤羽一嘉国土交通相が就任会見で佐賀県の山口祥義知事との面会を望む発言をしたことに対し、知事は12日、「新しい大臣なのでわれわれの思いを改めて伝えたい」と述べ、面会に意欲を示した。県庁で報道陣の質問に答えた。

 一方、赤羽氏は都内で同日、整備方式に関して「与党の基本方針は尊重しなければと思っているが、地元の知事が反対していれば前に進まない」とした上で「政治家の基本的信念として、率直に意見を聞かないと何もできない」と報道陣に述べ、山口知事と面会したい意向を重ねて示した。

 就任会見でフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を前提にした2015年の政府・与党申し合わせを踏まえる趣旨の発言をした点については「誤解を与えたかもしれない」と述べた。また、被災地視察のために早い時期に佐賀県を訪問する考えも明らかにした。

 知事は国交省、佐賀、長崎両県、JR九州による4者協議の前提がフル規格であれば協議に応じられないとの考えを示しており、与党検討委員会の山本幸三委員長や国交省の鉄道局長の面会要望を断った経緯がある。

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