ボランティア団体のために再活用された空き家の前で手を取り合う左から三溝博昭さん、中島武志さん、塚原功さん=佐賀市本庄町

 豪雨災害を受け、佐賀市のNPO法人「空家・空地活用サポートSAGA」は、県外から駆け付けたNPO法人のボランティア団体を対象に、空き家を宿泊場所として提供している。多くは車中泊をしており、体力的にも長期の滞在が難しいことから、ボランティア団体を支援することで復興を後押しする。

 同NPO法人の塚原功代表理事(58)が、県外から訪れるボランティア団体のほとんどが車中泊をしていることを知り、持ち主の三溝博昭さん(77)=佐賀市=に協力を呼び掛けた。

 提供している空き家は、同市本庄町にある木造2階建てで、以前は学生寮などに使われていた。止まっていた電気やガスなどライフラインの手続きを行い、3日には宿泊ができるようになった。12日現在、5団体約20人が利用している。

 空き家を利用する大阪のNPO法人「災害救助レスキューアシスト」の中島武志さん(42)は「食費やガソリン代、洗濯費などがかさみ、長期の滞在は経済面で難しい」と実情を明かす。安価で宿泊できる場所があることに「シャワーを浴びてゆっくりと休む場所があるだけで、今までとは全然違う。疲れがたまることなく次の日も全力で活動ができる」と感謝している。

 この佐賀市の空き家のほか、嬉野市などにも宿泊できる空き家が3軒あるといい、塚原代表理事は「提供できる空き家を増やしていければ」と話している。対象は県外から訪れ、約1カ月以上の滞在を考えているNPO法人のボランティア団体。問い合わせは空家・空地活用サポートSAGA、090(6632)3643。

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