唐津市役所

 佐賀県唐津市が七つの離島の振興を目的にした「島づくり事業」の補助金で、島の祭りに関連した神事の費用を支給していたことが11日、分かった。市監査委員が「政教分離の原則からも適当とは言えない」と指摘、市は見落としを認めて祭りの主催団体に説明し、団体は既に神事の費用約3万1千円を返還した。

 監査委員は未来創生部に対する1~4月の定期監査に基づき指摘した。2017年度事業で補助金を受けた団体が、祭りの費用約100万円に神事の費用も含めて市に提出、市はそのまま事業費を支払っていた。

 監査委員は「神事費は公益上、必要な経費とは言い難く、憲法に定める政教分離の原則からも補助対象経費とすることは適正とは言えない」と指摘、補助金が市税などで賄われていることから、適正な事務処理を促した。

 市離島振興室によると、14~16年度の団体の実績報告書に神事の費用計上はなかった。振興室は「ミスを見つけることができなかったのは事実で、より厳しいチェック体制を整えたい」とコメントした。

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