国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の開門差し止め訴訟で、開門を求める漁業者が申し立てた「独立当事者参加」を最高裁が退けたのに関し、申し立てに伴って提起していた新たな開門請求訴訟が長崎地裁で審理されることになった。漁業者側の弁護団が10日、明らかにした。

 漁業者側は、開門差し止めを認めた2017年4月の一審長崎地裁判決の直前に独立当事者参加を申し立てたため、敗訴した国は控訴しなかったが判決は確定せず、福岡高裁が判断することになった。高裁は昨年3月に申し立てを却下し、最高裁も今年6月に退けて開門差し止め判決が確定した。

 弁護団によると、第三者として訴訟に加わる独立当事者参加は認められなかったものの、手続きには開門を求める訴訟の提起も含まれていて、管轄となる長崎地裁で審理されるという。長崎地裁で係属中の開門請求訴訟の当事者とは別の漁業者が原告になっており、開門請求訴訟が1件加わる形となる。

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