大町町の災害ボランティアセンターで、活動場所を確認する参加者ら。大町町ではボランティアの参加者数が減少傾向になってきている=7日、杵島郡大町町

 佐賀県内が記録的豪雨に見舞われてから11日で2週間。被害が大きかった杵島郡大町町で、ボランティアの集まりが悪くなっている。ボランティアセンターでの受け付けが9日から募集人数を下回るようになり、復旧の遅れを懸念する声も出ている。

 センターを運営する町社会福祉協議会によると、9日までに受け入れたボランティアの数は延べ1520人。3日から県外在住者も受け入れ連日大勢が集まっていたが、9日は77人、10日109人と両日とも募集人数の150人を大きく下回った。一方、武雄市の社協が運営するセンターは9日194人、10日153人と朝のうちに定員を超える人が集まった。近くにある別の民間のボランティアセンターも両日で計約100人を受け入れた。

 ボランティアの集まり具合に違いが出ていることについて、ある関係者は「県外での知名度の差が影響しているのでは」と話す。被災者からの派遣要請が9日現在、武雄市671件に対し、大町町は189件と少ないことも関係しているようで、宮崎県から来た山崎直行さん(55)は「日によって募集人数に増減がある大町より、毎日確実に受け入れてくれる武雄の方が活動しやすい」と話す。

 大町町災害対策本部は「復旧作業は本格化したばかり。今後も多くの人が支援に来てくれることを望んでいる」としている。

 県内ではほかに佐賀、小城、多久市の社会福祉協議会がボランティアセンターを設置している。多久市は15日、小城市は16日までにセンターを休止し、随時対応に切り替える。

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