流出油の緊急対策終了を前に最終確認する水川一哉町長(前列中央)ら関係者。左奥は順天堂病院=10日午前、杵島郡大町町福母(撮影・米倉義房)

 記録的豪雨による冠水で、佐賀県杵島郡大町町の佐賀鉄工所大町工場から流出した油について、国交省や県、自衛隊などによる緊急の回収作業が10日、終了した。今後は、県や町の職員を中心に雨が降った際ににじみ出る油の警戒を続ける。

 「国内でも例を見ない最大規模」ともされる約5万リットルの油流出では、六角川や有明海への流出を防ぐため、人海戦術で吸着マットによる除去などを地道に進めてきた。自衛隊からは、多い時で1日最大約370人が動員されていた。

 この日は、自衛隊や九州地方整備局、鉄工所職員など約640人が参加。被害が大きかった同町福母の中島地区と下潟地区の水路などを回って残った油やゴミを回収し、目視で最終確認をした。

 水川一哉大町町長は「草や泥についた油はどうやったら取れるのか心配していたが、緊急対策として、きれいに除去してもらった」と安堵(あんど)した様子で話した。

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