ラグビー、クライミング、陸上。来年の東京五輪を見据え、スポーツイベントが熱い。中でも14日に開幕するバレーボールのワールドカップは、おなじみの応援で盛り上がりそうだ。「ニッポン、チャチャチャ」「ニッポン、チャチャチャ」―◆ところで「ニッポン」と「ニホン」。本当の読み方はどっちだろう。浅川哲也著『知らなかった! 日本語の歴史』(東京書籍)に詳しく紹介してあった◆日本の国名はもともと「やまと」。「万葉集」には也麻等、夜麻登、夜万登、山跡、八間跡など多彩な表記が出てくる。倭、和、日本という表記に「やまと」と読みをあてたものもある。さらに大和は「和」に尊称である「大」を付けたものをいう◆「やまと」と読んだ漢字表記「日本」は、漢語で「ニチ・ホン」。これが「ニッポン」となり、のちに「ニホン」という語形も現れて、両方が並立するようになったという。やがて明治22年に「大日本帝国」が国号として定められ、日本の読み方は「ニッポン」が正式となった◆そして昭和21年に新憲法下で「日本国」に。ただ、政府は日本を「ニッポン」「ニホン」のどちらにも定めていないという。結局、どちらでも構わないというところが日本人らしい。「ニッポン」は力強く、「ニホン」は柔らかい印象。やっぱり応援は「ニッポン」ですね。(丸)

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