被災者に届けてほしいと佐賀産のノリを山口祥義知事(左)に託した佐賀県有明海漁協の徳永重昭組合長(左から2人目)=佐賀市の県庁危機管理センター

 佐賀県有明海漁協の徳永重昭組合長は9日、県庁を訪れ、豪雨災害で流出した油を県などが有明海へ流れ出ないよう食い止めたことに対し「おかげでノリ漁に安心して取り組める」と山口祥義知事に謝意を伝えた。徳永組合長は被災地に届けてほしいと、県産のり3千枚を知事に託した。

 知事は油を回収しつつ排水を進めた今回の対応について「地域住民の方の生活もあり難しい対応だった。ノリ漁への影響が全くない状況ができ、県としても安心している」と話した。

 徳永組合長は、豪雨で有明海に漂着したごみの一斉清掃を実施したことを報告し「影響は回避できた。例年通り、10月下旬からノリをしっかり生産したい」と意気込みを述べた。状況を不安視した全国の商社から「有明海のノリは駄目なのか」と問い合わせが相次いだことも明かし「説明を重ねて誤解はかなり解けたが、風評被害の対策にも引き続き力を貸してほしい」と要請した。

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