汗をぬぐいながら桑原家住宅を清掃するボランティア。気温が上がり、家財の乾燥用扇風機が暑さ対策にも=武雄市朝日町

 佐賀県を襲った記録的豪雨で浸水被害に遭った武雄市や杵島郡大町町、佐賀市など5市町では、8日も全国各地から850人を超えるボランティアが訪れ、民家の後片付けなどを手伝った。佐賀市の最高気温33・7度をはじめ各地で30度を超えて蒸し暑さが増す中、少しでも早い復旧を願い、大勢の支援者が汗をぬぐいながら作業を進めた。

 各市町の災害ボランティアセンターによると、武雄市307人、大町町287、佐賀市57人、多久市89人、小城市113人の計853人を受け入れ。他に民間組織の受け付けにも長蛇の列ができた。

 武雄市朝日町にある国の登録有形文化財「桑原家住宅」では、武雄市出身で国宝・重要文化財木工技能者の一瀬いちのせ元宏さん(35)の指揮で、NPO法人「がんばりよるよ星野村」のメンバーらが慎重に作業した。1990年に続く水害だが、家主の桑原佐恵子さん(71)は「多くの人がここを残すべきだと、復旧を支援してくれている」と感謝した。

 武雄市では「武雄セラ&アートフェス」が地元12窯元などが出店し開幕、チャリティーで焼き物約100点を500円で販売し「あっという間に完売した」(主催者)。

 住宅被害は8日午前7時現在で4238棟と4千棟を超えた。自治体の被害把握が進んでさらに増える見込み。武雄市と大町町で68世帯139人が避難生活を続けている。

 県道武雄多久線は8日正午に通行止めが解除され、片側交互通行になった。う回路だった長崎道多久-北方インター間の無料通行措置は終了した。

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