デビューシングル「ヨコハマ・ヘンリー」のPRに訪れたシンガー・ソングライターのおかゆ=佐賀新聞社

 全国の居酒屋やスナックでギターの流しの経験があるシンガー・ソングライター「おかゆ」がメジャーデビューし、シングル「ヨコハマ・ヘンリー」のPRのため、佐賀新聞社を訪れた。古き良き時代の横浜を舞台に、米兵に恋をした女性の思いを、力強さと哀愁を併せ持つ歌声で歌い上げる。

 おかゆは札幌市出身の28歳。母が好きだった高橋真梨子の歌を聴いて育った。17歳の時に母が他界。歌手志望だった母への供養を込め、歌のオーディションなどを受けた。

 「幼い頃、母に連れられてスナックに行き、母や店の客らが歌っていた歌謡曲が体に染みついていた」という。本格的な歌のレッスンを受けたことはなかったが、ギターのコードを必死に覚え、2014年1月から流しとして全国の酒場などを1人で回った。歌う姿を動画サイトに投稿する積極的な発信にも努め、高橋のバックバンドのサックス奏者・野々田万照に認められ、デビューへの足がかりをつくった。

 テレビ東京の番組「THEカラオケバトル」で優勝するなど、実力は折り紙付き。自ら作詞作曲した「ヨコハマ・ヘンリー」は、高橋の夫でプロデューサーのヘンリー広瀬に横浜の昔の街並みなどを教えてもらいながら制作。昭和歌謡のような懐かしさの漂うメロディーで、歌詞には伊勢佐木、本牧など横浜の地名を織り交ぜながら「時代は移ろい消え行く景色と思い出に歌うわ時の子守歌」と、新元号・令和とともに5月1日にメジャーデビューしたシンガーとしての思いを込める。

 流しとして、3月に訪れた佐賀を襲った豪雨被害を心配するおかゆは「佐賀の皆さんにはすごくお世話になった。歌で感謝の気持ちを伝え、寄り添いたい」と話す。

 ▼「ヨコハマ・ヘンリー」は1204円(税別)。

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