能面を付けて舞台を歩く体験をした児童ら=神埼市千代田町のはんぎーホール

「岩船」で力強い龍神を演じる児童=神埼市千代田町のはんぎーホール

「子ども能楽教室」の発表会が5日、神埼市のはんぎーホールであった。夏休みに練習を積んだ地元の児童5人が堂々とした仕舞を披露、同級生や保護者ら約400人から盛んな拍手がおくられた。

 神埼小、仁比山小、西郷小の5、6年生のうち、希望した5人が、7月から1時間半の稽古を7回行い、この日を迎えた。演目は龍神が宝を載せた船を陸へ引き寄せる「岩船」と伝説上の動物が酒で酔う「猩々(しょうじょう)」。5人ははかま姿で扇子を持ち、伸びやかで力強い謡を響かせて、美しい所作で舞った。

 龍神を演じた西郷小5年の山下隼(じゅん)君(11)は「ぐるっと回ってピシッと止まるところが上手にできた。能の楽しさが伝われば」と笑顔。神埼小6年の三村保慶(ポギョン)さん(11)は「みんな楽しそうに踊っていて、格好良かった」と話した。

 この日は能楽師の多久島法子さん(福岡市)が演目を詳しく紹介。全員参加の謡や能面をつけて舞台を歩く体験、能に関するクイズもあり、来場者は能への理解を深めた。

 教室は、日本の伝統文化に親しんでもらおうと同市教育委員会が2009年度から毎年開いている。

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