真剣な表情で紙すきを体験する児童=佐賀市の和紙工房「名尾手すき和紙」

和紙に色を付けたり、葉などの飾り付けをしたりする子どもたち=佐賀市の和紙工房「名尾手すき和紙」

スタッフが和紙に色を付ける様子を真剣に見つめる児童ら=佐賀市の和紙工房「名尾手すき和紙」

スタッフが実演する紙すきの様子を見る児童ら=佐賀市の和紙工房「名尾手すき和紙」

和紙に色を付けたり、葉などの飾り付けをしたりする子どもたち=佐賀市の和紙工房「名尾手すき和紙」

 佐賀市大和町(やまとちょう)で名尾和紙(なおわし)をつくる和紙工房(こうぼう)「名尾手(て)すき和紙」で、和紙を使(つか)ったオリジナルうちわ作(づく)り体験(たいけん)が行(おこな)われています。8月(がつ)25日(にち)は県内(けんない)の小中学生(しょうちゅうがくせい)が紙(かみ)すきに挑戦(ちょうせん)し、思(おも)い思(おも)いのうちわを作りました。
 上峰小(かみみねしょう)・中(ちゅう)の小学(しょうがく)4年(ねん)から中学(ちゅうがく)2年までの17人(にん)が体験しました。最初(さいしょ)に工房を見学(けんがく)し、和紙ができる工程(こうてい)を学(まな)びました。
 紙すき体験では、木製(もくせい)の道具(どうぐ)を持(も)ち、紙の原料(げんりょう)となるカジノキなどを溶(と)かした液体(えきたい)につけました。液体をすくった後(あと)、何度(なんど)か道具を揺(ゆ)らしました。和紙に色付(いろづ)けをし、葉(は)や糸(いと)で飾(かざ)りつけをして乾燥(かんそう)させた後、うちわに貼(は)り付(つ)けて完成(かんせい)させました。
 上峰小6年の材木(ざいもく)巴瑠斗(はると)君(くん)は「和紙作りはテレビで見(み)たことはあったが、体験は初(はじ)めて。液(えき)をすくって揺らすのが重(おも)かった」と話(はな)しました。
 名尾手すき和紙代表(だいひょう)の谷口(たにぐち)祐次郎(ゆうじろう)さん(53)は「体験で紙について考(かんが)えてくれたと思(おも)う。和紙以外(いがい)の紙も大切(たいせつ)にしてもらうきっかけになれば」と話しました。
 名尾和紙は県重要無形文化財(けんじゅうようむけいぶんかざい)で、300年以上(いじょう)の歴史(れきし)があります。県内の学校(がっこう)の卒業証書(そつぎょうしょうしょ)などに使(つか)われています。(松田美紀)

◆木下(きのした)愛美(まなみ)さん(11)
=上峰小6年
 紙(かみ)すきを体験(たいけん)したのは初(はじ)めてだったけど、楽(たの)しかったです。体験する前(まえ)は簡単(かんたん)そうに見(み)えたけど、紙をすくときに道具(どうぐ)を振(ふ)るのが大変(たいへん)でした。液体(えきたい)を入(い)れすぎないように注意(ちゅうい)しました。うちわは4色(しょく)使(つか)って、カラフルに仕上(しあ)げました。

◆深見(ふかみ)弥音(やおと)さん(13)
=上峰中1年
 僕(ぼく)が住む地区の伝統芸能(でんとうげいのう)「米多浮立(めたふりゅう)」にも名尾(なお)和紙が使われていると知り、驚(おどろ)きました。うちわは三色団子(だんご)をイメージして色付けしました。和紙の厚(あつ)みにむらができないようにするのが難(むずか)しかったです。工房(こうぼう)で職人(しょくにん)の方を見て「すごい」と思いました。

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