温泉街の一軒家を 笑顔と希望あふれるマーケットに

「本日のデリ&クロスティーニプレート」(1200円)。この日は、「サバのコンフィとなすのマリネ 大葉ソース」や「フロマージュブランのタルタルソースと鶏のサラダ」など

 その昔餅屋だったという古湯の一軒家。食堂になっても、空き家になっても、地元の人から「もちや」と呼ばれ愛された場所に7月、新しい店がオープンしました。中心となるのは、佐賀市で育ち、東京での会社員生活を経てUターンした船津丸有紀さん(36)と、その夫でフランス人のカロジェ・ステファンさん(36)。「みんなの希望を持ち寄る場所にしたい」という思いを込めて、「望屋」と名付けました。

 
 
古湯のシェアハウスで出会ったという(右から)船津丸有紀さんとカロジェ・ステファンさん

 船津丸さんは、30歳の誕生日に書きだした「人生でやりたいこと」の一つである“山で暮らし、ヤギのチーズを作る生活”を実現するべく、富士町に移住。イタリアンをベースに、自家製チーズや地元野菜を使った料理を提供しています。フレッシュから熟成させたものまで、さまざまなチーズを使ったデリ(総菜)は常時5~7品を用意。ヤギの乳はまだ十分な量が採れないため、現在はミルン牧場(脊振高原)の牛乳からチーズを作っているそう。店頭に並ぶフランス菓子は、ステファンさんの担当。素朴なおいしさのカヌレやバタークッキーは早くも評判を呼んでいます。

ステファンさんの菓子工房「KRO(カロ)」の焼き菓子は50円~とリーズナブル

 環境や社会問題の解決に貢献できる商品を販売する「e*co-op」のコーナーがあったり、不定期で夜のカフェ&バー「チャランケ」を開催したりと、マーケットという名の通り、店にはさまざまな人が集います。「今後また新しい仲間も増えるかもしれません。食事をせずともふらりと立ち寄ってもらえれば」と船津丸さん。おいしい料理とフランス菓子はもちろん、これからどう店が進化していくのかも楽しみです。(Fit ECRU 岩永真理子)

=DATA=

 

[住]佐賀市富士町古湯796
[電]080(1791)7737
[営]金~月曜の11:00-16:00
[休]火~木曜
[P]1※富士支所無料観光駐車場利用可
[IG]「furuyu_market_mochiya」

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