宮原榮作さん「朝好日」(F100号)

田中一利さん「湿地水温む」(P100号)

 新たな具象絵画を追求する佐賀日洋会(田中一利代表、会員12人)による11回目の作品展が、佐賀市の県立美術館で開かれている。今年5月に開催された日洋展に出品したF100号の作品など油彩画33点を展示する。県内外の風景画を中心に静物や人物画が並び、会員それぞれの視点や作風の違いが楽しめる。

 代表を務める田中さん(佐賀市)の「湿地水温む」は、神埼市の道ばたで見つけた春先の風景。一面に広がるアシが放つ黄金色の輝きが目を引き、画面の奥に向かって水が流れている。田中さんは「見せたいのは奥。そのために手前から描き始めた」と構図へのこだわりを説明する。

 宮原榮作さん(武雄市)の「朝好日」は、佐世保市相浦の港に停泊した船やボートを描いた。作品は青色系でまとめることが多く、同作は細かな「青色の変化」に対し、太いタッチが力強い。

 眞崎太仁子さん(上峰町)は、M200号の大作「窓辺にて…鳴動」を出品。草野義種さん(武雄市)の「ノリ杭と網」は、有明海のノリ養殖の風景。このほか、会の旅行で訪れた唐津市の波戸岬も数点ある。

 ▼佐賀県立美術館2階画廊で、8日まで。

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